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2011-06-17(Fri)

8時間の手術

父の手術は無事終わった。
8時間の大手術だった。

医師に呼ばれ 小部屋に入ると ホルマリン漬けの内臓があった。
おなかからこんなに取り出して大丈夫なのか 理科室にあった人体模型の一部のようなものがそこにあった。

担当医は私たちにわかりやすく説明してくれた。
 難しい状況だったが 何とか悪いものは、かき出したこと。
癒着があったので、すい臓すべて、十二指腸、胆のう、胃の三分の一部を摘出した事。
再発の可能性は0ではない事、術後の食事やインシュリンの調整が大変である事。

手術の前日説明を受けたとき、私と母は 「あの先生イケメンだね。背が高いね、もてるだろうね」などと不謹慎な事を話していた。
でもそのときの医師は、疲労のせいか老け込んで見えた。
私より少し年上だろうか。
全精力を費やしてくれたのだと思うと 感謝の気持ちでいっぱいになった。

それにしても8時間の大手術に耐えた82歳の父はすごいと思った。

麻酔から覚めたころ父にあいにいった。
「お父さん手術は成功したよ頑張ったね!」と声をかけると
「ああ、」とうなずいた。
かすかに微笑んでいるように見えた。

私と母はホテルにもどった。
今回は2泊3日でビジネスホテルをとってあった。
「かおりと2人で泊まるなんて初めてだね」と母はベットの上に腰掛ける。
大変な事態のなかにも少し楽しみがあったことはよかった。
その夜の食事はは コンビニで私が調達したおにぎりとカップ味噌汁。
「たくさん具が入っていておいしいね」
と母は感心しながら食べていた。手術が終わってほっとしたから 何を食べても美味しい。

翌朝、母と2人で仙台の街を散歩した。
緑が多くそれでいて都会。活気があって震災の影響など感じられなかった。
通勤時間帯だったので たくさんのサラリーマンや学生がテンポよく歩いていた。
昨日自分の父親が大手術したこと、私たち2人は看護のために来てることが
そのあわただしい空気の中では現実離れしている気がした。

面会に行くと 父はまだ苦しそうだった。
もう一度 「手術は成功したよ 頑張ったね!」と声をけると
「転移は?」と尋ねた。
父ははずっとその事を不安に思っていたのだろう
「大丈夫、転移はなかったよ 悪いものは全部とったよ」 とわざと明るく言うと
「そうか、、」とうなずいた。

そして 予想通りではあったが 「おまえはもう帰れ、もう来なくていいから」 と強く言う。
「家に帰って子供達の面倒を見てやれ 迷惑かけたが、俺はもう大丈夫だから 」という父の気持ちが痛いほどわかった。


大きなイベントが終わった疲労と安堵感があった。
新幹線に乗ると簡単に眠りに落ちた。


これからが大変なのだが そのことは考えず まずは よかった! 一安心!と。

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リサイクルルーム フォレスト オーナーの林です。リサイクルショップを経営しています。明るく清潔な店内、お洒落で高品質な品揃えがモットーです。

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