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2014-03-15(Sat)

おめでとう

小さい頃から 二男は暇さえあれば絵を描いていた。
絵が好きだったし、面白い絵を描いた。
「しんちゃんは絵が上手だから」「しんちゃんには絵があるから」といわれ続けてきた。
そして「この才能を伸ばしてあげてね、お母さん」といわれるたびに、それってどうすりゃいいの??と私は首をかしげた。

成長とともに描く絵が変わってきた。
かわいい少女マンガのような絵を描いていたかと思ったら、地獄絵図のような細かい緻密な情景を描く事もあった。
空想の世界、その発想の意外性に親も度肝を抜かれた。

高校3年生、進路を決める時期となった。
漠然としていたが 絵を描くことや それに関係した仕事をしたいという希望だった。
そこから 彼の受験勉強が始まった。
といっても 勉強の苦手な挙句、普通は2.3年かかって挑む受験勉強を、半年でこなさなければならない。
毎日近くのアトリエに通い デッサンを描き続けた。
家に帰ると ボーっとして 漫画を読んだりテレビを眺めたりしていた。
自分の脳を チューニングしているみたいだった。
国語、英語の二教科は頭から消えていた。

受験日は まさかの大雪だった。
駅までの交通手段が車しかないところに住んでいる不便さを痛感した。
行かないわけにはいかない、遅れるわけにはいかない。
そんな思いで、私は死に物狂いで雪道を運転した。
スタックして動かなくなる。
焦るが、進むしかないので二男に後ろから車を押させて脱出した。
よく駅まで辿りつたと自分でも思う。

動いている電車を携帯で検索しながら、乗り継ぎを繰り返し、何とか横浜線の橋本に着いた。
結局私も最寄り駅まで行ったわけで 二人ともくたくただった。
「ここまでついてきてくれてありがとう」の二男の一言に救われた。

その日受けた試験に合格したのは 奇跡が奇跡を呼んだのかも。
今思えば笑い話。
二男は 浮かれている。
大学への期待と喜びとでいい顔をしている。
おめでとう、しんちゃん。本当によかったね。
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Re: No title

ありがとうございます。
多摩美術大学にいくことになりました。
いつもありがとう
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リサイクルルームフォレスト

Author:リサイクルルームフォレスト
リサイクルルーム フォレスト オーナーの林です。リサイクルショップを経営しています。明るく清潔な店内、お洒落で高品質な品揃えがモットーです。

HPから通販も行っています。是非ご覧下さい。

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